キッズ ビジネス キャンプ 2023

 

【子どもハローワークプロジェクト】

当スクール、初の試み

「キッズビジネスキャンプ」を

10月28日(土)29日(日)で開催しました!

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▶今回、ビジネスキャンプを開催した経緯

与えられることが全ての現代の子ども達。

自分で考え行動するという機会が 減っています。

本来なら学校や日常生活で培っていくもの。

でも、コロナの影響もあり、

そのような機会も減少または縮小されつつあります。

当スクールは、

●学んだ事を活かす機会を作ること

●実践する場が あってこそ、自身の力として定着する

そんな考えのもと開催に至りました。

 

▶「キッズビジネスキャンプ」って何?

何する?どこ行く?何食べる?

全ての行程を子ども達が考えます。

そこには、必ず「お金」が必要。

キャンプ資金を子ども達に渡し

予算内でやりくりして

1泊2日を過ごします。

講師は事故やケガの防止などの安全配慮のみ。

子ども達は、自分達で考え動いていかなければ

キャンプは進んでいきません。

また、

自分のやりたいことばかり

主張していても 参加者全員が

楽しいと思えるキャンプは実現しない。

そこには、お互い協力し合いながら

話し合いを重ねて、決定していく・・

そのプロセスを幾度も重ねていく必要があります。

これはビジネスでも同じです。

1人で出来ることは限られてるけど、

同じ目的を持ち、

互いに協働することで、

新しい価値が生まれていく・・・

そんな大人になって

必要となってくるチカラを

子どもの時期から身に付けていくことで

社会に出た時に成果を発揮できる人材へと

育っていきます。

 

▶さあ、ビジネスキャンプに行こう!

今回のテーマは「チャレンジ」です。

やったことないことに必ず1つ以上挑戦する。

そして参加者全員が「楽しかった!」と

言えるキャンプをデザインし実行する。

今回の子ども達のミッションを共有し

午前のワークに入っていきました。

 

今回は、キャンプの中で

1人1つの仕事に就くことが

決まっています。

・社長

・秘書

・会計

・企画

・総務

・人事

などなど・・・・

自分の得意なことを仕事にし

チーム(組織)のために動く。

ビジネスでも同じですよね。

同じ目的を持ち協働することで

新しい価値を生み出していく。

そんな力を身に付けるために

ビジネスキャンプを開催しました。

 

そして、子ども達は

そのチーム(組織)の中で

考える

 ↓

意見を伝える

 ↓

調べる

 ↓

決定する

 ↓

実行する

 

このプロセスを自分達だけで回していく・・・

そうです。誰も決めてくれません。

誰も指示してくれません。

子ども達主体でこのサイクルを

回さないと楽しいキャンプが実現しない。

でも、そこはこのスクールの子ども達。

毎回のレッスンで

「考える・意見する・相手の意見を聞く」

このことが身に付いているので

キャンプ2日間の行程がどんどん決まっていく。。。

そしてパソコンやパッドを使い

そこまでの道のり、料金など

サクサクと調べていく。。。

中には鉄道会社に問い合わせの電話まで

する子どももいて、感心しながら見守っていました。

さあ、行程が決まったら

近くのスーパーまで材料の買い出しです!

予算内で3食分の材料が買えるか・・・

お店の中では騒いだりしないか・・・

講師も不安になりながら外で見守ってましたが

意外と、自分達のお金となると

考えて使うもんですね。

お金が足りなかったらどうしよう・・

そんな一物の不安からか

慎重に吟味しながら買うもんなんだなと。

そりゃそうです。

大人だって、自分で稼いだお金だったら

使い方は慎重になります。

子ども達は、どこかでまだ

他人事のように物事を捉えがち。

起業家精神は

「いかに自分事として捉えていくか」が

とても大切な要素となってきます。

お金もそうです。親が出してくれる間は

感じませんが、いざ自分で働いた

お金を使うとなれば

考え、吟味して選択し購入するものです。

買いものする子ども達を見て

実践教育の醍醐味だなと

感じながら見守っていました。

キャンプ場に到着したら

すぐ夕食作りの準備です。

夕食は「カレーライス」

キャンプといったらカレーなんでしょう。

料理が得意な子

料理が初めてな子

そんな中でも

自分の出来ることを

考え率先して動いていきます。

小学生が作ったと思えない

とても美味しそうなカレーと

ご飯が炊き上がりました!

次の日の行程をリマインドするために

●秘書が翌日の計画を伝え共有

●会計が今日の支出額と残金を共有

PDCAサイクルを回しながらの

キャンプだからこそ、

ビジネスキャンプ!!

このキャンプを通して感じたことは

子どもには、機会と環境を用意すれば

「その中で考え自ら学び育っていくもの」

子どもを信頼し任せることが出来れば

少しのサポートだけで

自然と子ども達は強く生きていくもの。

生きる力を身に付けさせるには、

与えるだけの教育から脱却し

子どもの主体性ややる気を引き出すこと

ことが大切だということ。

「やる気スイッチ」と良く言いますが、

色んな仕掛けをして

「子どものやる気スイッチ」をONにできる

環境と機会をどんどん作っていくことこそが

私達のミッションだと

深く考えるきっかけにもなりました。