「なぜ、子どもにレモネードを販売させるのか」

~レモネード販売体験を通じて

       子ども達に伝えたいこと~

アメリカで、よく夏休みの光景に子ども達が

庭先でレモネードを売っているのを聞いたことはありませんか?

これは、おままごとでは無くま

さににお金やビジネスセンスを

磨いて いくための社会的教育の一つです。

レモネードの材料は至ってシンプル。

でも、レシピが変われば味も変わる。

どのお店にも負けないように工夫を

凝らさないとライバル店には 負けてしまう。

シンプルなレモネードだからこそ

自分なりの付加価値を付けて売らないと

買ってもらえないと言う事がわかる。

また、レモネードをいったい いくらで売るのか

?そこには、材料代がいくら掛かり

自分が1杯を売る事で いくら儲けたいのか。

いわば原価を計算し、 販売価格を決めなければ、

思い付きで、1杯を売る値段を決めて しまったら、

おこづかいを稼ぐどころか赤字になってしまう事だってある。

簡単な様に見えて、ビジネスセンスを磨くことと同時に

物事を自分の意思で決定し主体的に進めていくプロセスをを学ぶには、

とても良い方法だからです。

私達は、子ども達が自分のやりたい事で

お金を生み出す力を身に付けて欲しいと考えています。

どれだけ素晴らしい知識や能力を持っていたって

使えないと意味がない。

要はお金やビジネスを学んでも使って

初めて身となり力となると思っている訳です。

教わったことを、実践してみる。

上手くいくこともいかないこともあるし失敗だってある。

何なら、上手くいく事よりも失敗の方が価値がある。

想定外の事が起こる・・・

予想と結果が異なる・・・

思ってたようにうまく進まない・・

「その時にどうするか」が、

人としての力量が発揮されてくるのです。

だからこそ、子ども達にはたくさん失敗をして

経験貯金を増やしていって欲しいのです。

何か月に渡りお金やビジネスを教えるより

1回のビジネス体験を経験することの方が

子ども自身が自らの体験から学んでいきます。

レモネード販売体験は、子ども達の大きな成長する

ステップにとても重要な役割を果たしてくれるからだと私は思います。
当スクールでも年2回ビジネス体験として

レモネード販売をおこなっています。

1日中お店の前に立つのは大変です。

でも「お金を稼ぐ」ということはそれだけ大変だと言う事を

この体験を通じて子ども達は学びます。だからこそ、

お金の価値を知りお金の使い方も考え出すのです。

人からもらったお金では、感じることが出来なくても

自分で稼いで得たお金は、とても慎重に使い道を考え出します。

お金の教育をしたいなら、お金を稼ぐ体験をさせることが

1番の方法だと皆さんにお伝えしたいと思います。